西洋医学の全盛である現代に、古来営々と受け継がれてきた東洋医学が見直されています。 東洋医学とは、もともと中国の古代漢民族が体系立てたもの。
これが5世紀に日本に伝わり、その後日本的に改良を重ねられて今日のものになりました。 東洋医学という言い方は、近代になって入ってきた西洋医学と区別するためにつけられたもので、
漢方医学ともいいます。西洋医学は、検査で病気の原因をさぐり、 その原因を取り除くことによって病気を遠ざけるものですが、東洋医学では原因を取り除くことよりも、体に元々備わっているバランスを元に戻すことを重要視します。
このバランスが崩れてしまうと「病気」になり、バランスを元に戻し均衡を保てば 「健康」ということになります。そのバランス調整に役立つのが、 つぼ療法や漢方薬、気功、太極拳なのです。
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